夜中の運動会、止まらない鳴き声、家具での爪とぎ、トイレの失敗。猫と暮らしていると、「どうしてこんなことをするの?」と困る場面がありますよね。
猫の困った行動の多くには、猫なりの理由があります。叱ってやめさせるより、理由を知って環境を整えるほうが、猫にも飼い主にも負担が少なくすみます。
この記事では、猫によくある悩みを整理し、共通する向き合い方と、動物病院に相談したほうがよいサインをまとめました。悩みごとのくわしい対策は、それぞれの記事で解説しています。
悩み別:あなたの悩みに合う記事
| 悩み | くわしい記事 |
|---|---|
| 夜中に走り回る | 猫が夜に走り回る理由と、静かに過ごしてもらうためのコツ |
| 鳴き続ける | 猫が鳴き続けるときの気持ちと、落ち着いてもらうための向き合い方 |
| 寝る前に甘えてくる | 猫が寝る前に急に甘えてくる理由と、そっと落ち着いて眠れるようにするコツ |
| 甘噛みする | 猫が甘噛みする理由と、やさしくやめてもらうための向き合い方 |
| 家具で爪とぎする | 猫が家具で爪とぎしてしまう理由と、やめてもらうための工夫 |
| トイレ以外で排泄する | 猫がトイレを失敗する理由と、今日からできる改善ステップ|原因別にやさしく解説 |
| トイレの砂を散らかす | 猫がトイレの砂を散らかす理由と、静かに使ってもらうための工夫 |
| ごはんを食べない | 猫がごはんを食べないときの気持ちと、そっと寄り添うための対処法 |
| おもちゃ選び・遊び方に迷う | 100均の猫おもちゃの選び方|よくある思い込みと、誤飲を防ぐ見方・しまい方 |
| 顔を隠して眠る(ごめん寝) | 猫のごめん寝の理由は「まぶしい」だけ?|似た姿勢との見分け方と呼吸の数え方 |
| 前足でふみふみする・布をしゃぶる | 猫のふみふみの意味|子猫の名残から、布を吸うときの注意までQ&Aで解説 |
猫の困った行動、よくある4つの理由
① 本能からくる行動
猫はもともと、夜明けや夕暮れに活発になる動物です。爪とぎは爪の手入れと、自分のにおいをつけてなわばりを示すための行動、砂をかくのは排泄物を隠すための行動です。
やめさせるのではなく、してもよい場所や方法を用意することが大切です。
② エネルギーが余っている・退屈している
室内で暮らす猫は、狩りの代わりになる遊びが足りないと、夜中に走り回ったり、人の手足にじゃれて噛んだりすることがあります。
③ かまってほしい・何かをしてほしい
ごはんがほしい、遊んでほしいといった気持ちから、鳴いたり、甘えたりすることがあります。鳴いたときにすぐ応じていると、「鳴けばかなう」と覚えることもあります。
④ 環境への不満やストレス
トイレが汚れている、砂の種類やトイレの場所が気に入らない、引っ越しや家族が増えたなど、環境の変化やストレスが、トイレの失敗や食欲の低下につながることがあります。
どの悩みにも共通する向き合い方
- 叱ったり、たたいたりしない:猫は叱られた理由を理解しにくく、飼い主を怖がるようになってしまうことがあります。
- 「してもよい場所」を用意する:爪とぎ器を好きな場所の近くに置く、トイレを清潔に保つなど、猫の習性に合った環境を整えましょう。
- 毎日しっかり遊ぶ:じゃらしなどで狩りのように遊ぶ時間をつくると、夜中の運動会や甘噛みが落ち着くことがあります。
- 要求にはすぐ応じない:夜中に鳴いて起こされても、そのたびに応じると習慣になりやすいので注意しましょう。
こんなときは動物病院に相談を
猫の行動の変化は、病気のサインのこともあります。次のような場合は、しつけや環境の問題と決めつけず、早めに動物病院に相談しましょう。
- おしっこが出ていない、トイレに何度も行くのに少ししか出ない(特にオス猫は急を要することがあります)
- ごはんをほとんど食べない状態が続いている
- 水をたくさん飲む、おしっこの量が増えた
- よく食べているのに痩せてきた、急に活発になって落ち着きがない(シニア猫の場合、甲状腺の病気のことも)
- シニア猫が夜中に大きな声で鳴くようになった
- 吐く、下痢をする、元気がないなど、ほかの症状もある
まとめ
猫の困った行動は、本能、退屈、要求、ストレスなど、猫なりの理由から起こります。叱るのではなく、理由に合わせて環境を整え、しっかり遊ぶ時間をつくることが、いちばんの近道です。
いつもと違う様子が続くときは、体の不調のサインかもしれないので、かかりつけの動物病院に相談しましょう。悩みごとのくわしい対策は、上の表から各記事をご覧ください。


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